わたしのこころには時化と凪があります。
海に惹かれる性質、わたしに触れようとするものを突発的に拒絶する本能。 港で猫と共鳴し、時折見える不吉な影におびえる日々。 朝日に照らされた波のしじまをわたしは知りません。 月に荒れる汐に目をつぶり、靡くスカートを握りしめて立ちすくむ宵。 あまりにも凛とし過ぎたわたしと、 アイデンティティクライシスに陥落したわたしと、 毎日真逆の人格が顔を見せるのです。 顔をあげるたびに、違って見える景色。 後ろを振り向いてもそこには何もなく、 ただ闇に棚引く髪の毛が肌を擽るのです。 「お願いだから、わたしの足を掬わないでください。」 おびえる眼差しはこどものよう。「まるで幼い」と笑われるわたし。 その度に張る虚勢。 しかし結局、最後傷つくのはわたしであり、悪循環に限りはありません。 さざなみにすます耳。 わずかに射す灯台のあかりはわたしの影を引き延ばし、 確かにわたしはここに立っていると実感させてくれます。 疼く手足。 いずれかの闇にわたしはまた怯えて、海を目の前に佇むのです。
by fuddy-duddy_nm
| 2007-03-24 03:51
| なっちゃんのできごと。
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し お り。
ひとつ昼を生きること、
ひとつ夜を生きること。 暖かい陽に目を細める日 冷たい雨に涙を流す日。 笑うとき、楽しいとき、 悲しいとき、苦しいとき。 誰かを愛する、愛される。 誰かを傷つける、傷つく。 誰もが過ごしている 何気ない日々の出来事。 それは嬉しくもあり、 そして切なくもあり、 また限りなく素晴らしい。 そこから生まれた言葉を マイペースに、素直に したためようと思います。 <わ た し。> 佐賀県生まれ、 福岡在住女子大生。 天然系直情径行型。 こどもと絵と お笑いが大好き。 毎日のんびり生きています。 享楽・懐古偏向主義者。 以前の記事
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